突発性湿疹記録


これが突発だ
ようやく出てくれた、赤いブツブツ。
まずお腹に出始め、2日後には背中と太ももに。
出た順番から退いていった。だいたい5日くらいは出てたなあ。

■1月3日
前日の一升モチの後、よっぽどうれしかったのかジジがでかいクマのぬいぐるみを買ってきた。どこに置くんじゃ、どうやって持って帰るんじゃ!と思ったけど善意でやってくれたことなのでぐっと堪える。ゆきにゃんはパンチしたりして結構楽しんでいる様子だった。…私には元気に見えた。でも、ジジは帰り際に「なんだか、しょんぼりして見える」と言っていた。

買い物に出かけ、旦那さんの実家に帰宅。しかし、抱っこ紐の中のゆきにゃん、何となく熱い。眠そうだったので、眠いとき体温が上がるから~とかのんきに考えてたんだけど、やっぱり熱い。
義母さんにその旨を伝え、持参したミミッピで測ってみた。
38,7度、やっぱり熱があった。風邪かな?
どうしよう、旦那さんは休み明け大事な会議があると言っていたし、明日の夜から大雪になると言ってたし。
明日は帰らなきゃいけないのに…と思っていたけど、仕方ない。最悪、旦那さんだけバスで帰ってもらい、その後迎えに来てもらうしかないかな~とかのんきに思っていた。

夜、どんどんゆきにゃんの熱が上がった。平気で38度を超える。頻繁にミミッピを当てるのだけど、下がる気配がない。何だろう、どうしたんだろうと不安で眠れなかった。
一晩中アイスノンを変え、冷えぴたを張りまくった。

■1月4日
朝、やっている小児科を探して、電話してみた。
大急ぎで駆けつける。ゆきにゃんは意外と元気で、NHKをみて力無く踊っていたから、あまり心配ないのかもと思ったけど、熱は下がらない。
先生に見てもらい『風邪か突発』のお言葉を。一応、解熱剤をもらって帰った。病院で脇の下を測ったとき、37度5分だったので「今日帰れるかな~」とかのんきなことを言っていた。
しかし、帰ってから改めて測ってみると、39度を軽く超えていた。うあああああ!
脇の下の計測があまかったのかもしれない。顔も赤く、息も犬のように荒い。もう、涙が出そうだった。当然帰宅は断念。旦那さんも心配で帰ることも出来ず、居残りになった。

■1月5日
深夜、あまりに熱いので解熱剤の座薬を入れ、しばらく様子を見てからミミッピ。
出た数値は40,3度。ビックリした。風呂の温度じゃないか。義母さんを巻き込んで、パニック。
とりあえず、救急医療を調べた。外は雪が降り出している。
救急医療はここから山へ25分ほど車で行ったところにある総合病院だ。私も知っているが、けっこう遠い。
あわててタクシーを呼び、ぐったりしているゆきにゃんを抱えて病院に向かった。
病院にはあらかじめ電話で行く旨を伝えてあるので、行ったらすぐインフルエンザの検査をしてくれた。
鼻の奥にある粘膜を綿棒でこすり取ると、今までぐったりしていたゆきにゃんが叫び、若い医師をパンチした。
『たいてい、嫌がるんですよね~』とのんきな医師は検査に向かった。それから、病院のロビーで持参したミミッピをゆきにゃんの耳に当て、体温を測定していた。

測るたびに下がっている。あり?
来る前の解熱剤が効いたのか。それとも、外が寒かったので下がったのか。とにかく、ちょっと下がった。それでも39度はあるので、来て良かったと思う。
その間にも救急車でおばあさんが運ばれたり、付き添いの家族が毛布にくるまってひそひそ話をしていたりとどんどん不安の方が大きくなる。ああ、早く診察してくれ。

検査の結果、インフルエンザではないことが判明。予防接種しているのだ(一回目だけだけど)、そんなに簡単にかかるもんか、とちょっと安心。先生から『風邪か突発』と、また同じ事を言われた。これでちょっと安心できた。

深夜のタクシーはどこに電話してもつながらなかったり1時間近くかかると言われたりで大変。結局5軒目でようやく手配がついた。
深夜3時、家に帰る頃には辺りは真っ白になっていた。
ノーマルタイヤで2WDの我が家の愛車では帰ることが出来なくなり、結局残留決定。
義母さんに結果を報告し、これで眠ることが出来た。

■1月6日
結局旦那さんは仕事を休んだ。朝、ゆきにゃんの様子を見たら、熱くなかった。微熱、という感じで比較的元気。
ちびっ子マン体操もふらふらと踊り、なんとか持ちこたえた様子だ。あああああ、新年早々、なんでこんなことに。
熱は38度後半だけど、すごく低く感じて安心した。
39度とか平気で出続けていると、感覚が麻痺してくるもんだなあ、と思った。
話し合いの結果、次の日は天気が良さそうなのでゆきにゃんが回復したら帰ろうということになった。
まったく、とんだ正月帰省になってしまった。
結局原因がわからず、まあいいやになっていた。

■1月7日
天気が良く、絶好の帰宅日和。久しぶりのチャイルドシートを激しく嫌がるゆきにゃん。チャイルドシートだけではなく、誰からの抱っこも嫌がるようになってしまった。
私でさえ泣かれることがあった。熱があって、きっと不安でいっぱいだったんだろうなと思うと、ちょっとかわいそうだと思った。昨夜もずっと泣いていて、抱っこしていないと力無く泣いた。なので私も徹夜で抱き続けた。3日も寝ないと、ハイになってくるもんだ。

天気のいい富士山は最高にきれいだった。
そして、久しぶりの自宅に。おむつを変えようと旦那さんがゆきにゃんのおむつを降ろして大声を。
「おーい、赤いぷつぷつがでたぞ~」
あ、突発。
なんだ、突発だったんだ。あかちゃんならたいていの子が一度は通る道。なーんだ。ほっとしたら二人で大笑いしてしまった。
かかりつけの病院に電話をしたら、年明けに予定していたインフルエンザの予防接種第二回目は中止になってしまった。
4週間開けてやっても間に合わないとのこと。
まあ、一回目が切れる1月後半から2月の終わりまではあまり無理をさせずに人混みを避ける方針で行こう。
そのあとは麻疹の注射を予約した。ああ、もうあんなにぐったりしたゆきにゃんを見るのは嫌だ。
ひどい正月になってしまったけど、まあしょうがないか。
一度は通る道とはいえ、正月にやらンでもいいのになあ。
まあ、終わってしまえば笑い話。

とても心にのこる正月になった。
今年もいろいろとあるだろうけど、心構えが出来たぞ。




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